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最近「疲れていますか」とよく聞かれる…

鏡に映る疲れた自分

「最近お忙しいのではないですか?」「お疲れですか?」そんな言葉をかけられ、気遣いを感じ嬉しい反面、疲れて見られることに違和感を覚えました。特別疲れている自覚はないのに…と思っていたものの、帰りの電車で窓ガラスに映る自分の顔をふと見た時、確かに疲れた感じがするなと思いました。

 このエピソードは院長自身の体験です。もともと丸顔で顔が痩せないというのが悩みだったのですが、30代になり、出産を体験し、授乳をしているうちにだんだん頬がこけ、体は痩せないのに顔ばかり痩せて、周囲の人に「痩せたんじゃない?疲れてない?」と言われる事が多くなりました。

裏付けのある治療でアンチエイジング

こんなときはゆっくり休むのはもちろんですが、そろそろアンチエイジングのためクリニックの門を叩くいい機会です。エステでのマッサージも一時的には有効でしょう。しかし、エステでのマッサージや施術では一時的な改善やリラックス効果、休息としての効果はあっても、生物の宿命である加齢現象に逆らうのは難しいと思われます。クリニックを受診すれば加齢現象を止めることができる、という訳ではありませんが、医学としてしっかり裏付けのある治療で様々な原因に対し、それなりの結果を出すことができます。

「疲れて見える」というのは具体的に、どのような原因があり得るのでしょうか。具体的に考えてみましょう。例えば、顔色が悪い、小ジワが目立ち化粧がシワにたまっている、瞼が下がっている、目の上のくぼみがひどい、クマが目立つ、法令線が目立つ、口角が下がっている、フェイスラインがたるんできた、髪のボリュームが減った、など疲れて見える原因は様々あります。

一見なんの共通項も無さそうなこれらの原因を少し分類してみましょう。

顔の「くぼみ」

まず、

・目の上のくぼみがひどい
・くまが目立つ
・法令線が目立つ

この三つですが、これらはすべて「くぼみ」としてまとめることができます。「くぼみ」は顔に影が多くできる原因になります。本来あるべきでない場所に影ができると、人は何となくマイナスのイメージを抱くようです。例えば赤ちゃんの顔は丸く、つるっとしていて影があまりできません。雑誌などで拝見する女優さんの顔にもあまり影はありませんよね?プロのカメラマンが撮影の際に使うレフ板、これも「顔に不必要な影を作らないように」という意味合いもあるようです。

鏡を見る女性

では、この不必要な影をどうすれば取り除くことができるのでしょうか。
場所によって向き不向きもありますが、基本的に、くぼみを改善する最も効果的な方法はfiller(フィラー)と呼ばれるものを注入する方法です。ヒアルロン酸の注入などがこれにあたります。法令線などはヒアルロン酸で最も改善が見込める場所です。目の上のくぼみもヒアルロン酸で改善しますが、目の周囲は注入後の腫れが目立ちやすく、施術後症状が落ち着くまで少し時間がかかるので少し難しい場所です。

「くま」にもヒアルロン酸

「くま」にかんしてもヒアルロン酸で改善が見込めますが、「くま」の種類によっては注入以外の方法が必要となる場合もあります。なぜならば「くま」と一口にいっても段差が目立つものから血行不良によるものや赤みが目立つだけのもの、長期的な刺激によって色素沈着を起こしたもの等、様々な種類があるからです。「くま」に関する詳細はまた別の機会に書くことにしましょう。

ヒアルロン酸の注入によって改善の可能性があるものは、段差によって影が目立つ種類のものです。注入するものとしてもヒアルロン酸だけでなく、自分の脂肪を注入する方法もあります。他の治療としては、法令線の軽減にはミッドフェイスリフトと呼ばれる手術や特殊な溶ける糸を入れて引き上げる糸のリフト、高周波や波長の長いレーザーを当てる方法、超音波のガイド下に顔の筋膜にピンポイントで熱を加えていく方法などがあります。目の上のくぼみに関しては、眼瞼下垂に伴うものの場合、慶應大学の先生が開発された経結膜的挙筋腱膜タッキング術という埋没法に似た糸で止めるだけの手術で改善する可能性もあります。

肌や髪の健康不良

・顔色が悪い
・小じわが目立つ
・髪のボリュームが減った

この三つに共通するものは何でしょうか。それは、肌や髪の健康が損なわれている、という点です。私自身、産後に家にこもるようになった時に顔色の悪さや小ジワ、髪のボリュームの減少が特に気になりました。

・日々の疲れや授乳などによる疲労やビタミンやミネラル不足
・まったく肌の手入れをしなくなった事による肌の乾燥
・出産に伴うホルモンバランスの変化による抜け毛の増加とその後生えてくる髪質の変化
・人と会話をする時間が少なくなり表情が乏しくなり、顔の筋肉をあまり動かさなくなった
・ただ普通に老けた

など思い当たる節が多すぎて恥ずかしい限りですが、仕事復帰を機に自らの持つ医学知識を総動員して乗り越えました。授乳期には内服にも気を使いますし、子供と物理的にも密に触れ合うため、強い外用薬も使いにくいという難点もありますが、その時々でできることをしていけばよいと思います。

赤ちゃんとママ

では、これらはどのような原因によるのでしょう。
例えば、「顔色の悪さ」というのは医学的にどういう状態でしょうか。ホットタオルなどを顔にあてるだけで顔色がよくなることがありますが、これは末梢血管の血流が滞っている可能性があります。他には肌のターンオーバーが正常より長引き、いわゆる「くすみ」を引き起こし、顔色が悪く見えることが考えられます。

小じわに関しては皮膚の弾力やキメを保つ役割をしているコラーゲンといわれるたんぱく質が減っている事が原因でしょう。

髪のボリューム減少に関しては原因を突き詰めるのがとても難しいのですが、ミネラルの不足に伴う症状の場合があります。

末梢血管の血流改善

原因が出揃ったところでそれぞれの治療法について考えていきましょう。末梢血管の血流はどのようにすれば改善するでしょうか。もし、これを読んでいるあなたが喫煙者なら、すぐに煙草をやめましょう。身近な人が煙草を吸っているのならばすぐにやめさせて下さい。煙草は末梢血管を収縮させ、血流を悪くさせます。他には末梢の血流を改善する働きのあるビタミンEを摂取する、熱を込める効果のあるレーザーを当てる、などの治療があります。

小じわにレーザー

小じわの改善に効果のあるレーザー治療もあります。小じわに関してはPRP療法という、自らの血液から採取した成分を肌に注射していくという方法もあります。他には、近年広まりつつあるメソボトックスといわれる注射や水光注射といわれる方法も小じわには効果があります。長引いてしまった肌のターンオーバーを正常化するには、ケミカルピーリングやレーザー治療、レチノールやレチノイン酸を外用するという自宅でもできる治療もあります。

髪のボリュームには内服・外用薬やミネラル補充で

髪のボリューム不足に関しては、男性の場合はプロペシアやミノキシジルの内服やミノキシジルの外用など治療の幅があります。女性の場合はとても治療が難しいのですが、頭髪のミネラル検査というものを行い、不足しているミネラルを補充するという方法や頭皮に育毛に効果のある薬液を注入するメソセラピーといわれる治療があります。メソセラピーに関してはもちろん男性も受けることができます。肌や髪の健康にはミネラルやビタミンが必須ですから、食事からの摂取を心がけ、可能な範囲内で内服をしていくことも大切です。

フェイスラインのたるみと口角

フェイスラインがたるんできた、口角が下がっているということも疲れて見える原因になります。これは下方に引っ張る筋肉が優位になっている、という状態を指します。顔にはたくさんの筋肉があり、表情を作っています。ざっくりとした分類ですが、上に持ち上げる筋肉と下に引き下げる筋肉があり、年齢と共に下に引き下げる筋肉の力がだんだん強くなってきます。これが、口角が下がったり、フェイスラインのたるみが起きてくることの原因です。

concept of aging and skin care isolated

ではこれにはどのような治療があるでしょうか。筋肉が原因ですから下方に引っ張る筋肉を弱める治療、すなわちボトックスによる治療が効果的です。しかし実際のところ、筋肉以外の要素も絡んできますので、話はそれほど簡単ではありません。ボトックスの治療でたるみを軽減させたり、予防する効果はありますが、ボトックスだけで解決することは実際のところないといってもいいでしょう。法令線の治療と重なりますが、リフトアップ等の治療などを合わせて実施する必要があります。

長くなりましたが、漠然とした「疲れて見える」という訴えには様々な要素が絡み合っています。是非、その絡み合った糸をほぐしにクリニックに足を運んでみてください。原因を見つけ、それに対して解決策を共に探っていきましょう。クリニックには化粧品やエステよりも医学に裏付けられたメニューがそろっています。

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