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シミが気になる…

シミの種類と治療法

シミと一口で言っても、年齢によってみられるシミの種類は異なります。
ここでは、22歳女性Aさん・49歳女性Bさん・71歳男性Cさんの三人の架空の患者様を例に挙げてシミについて考えていきましょう。シミの種類は種類が多く若干複雑ですが、シミは正しい診断をすることが何よりも重要で、正しい診断のもと治療すれば基本的には綺麗に治すことができます。

22歳女性 色白美人Aさんの場合

化粧品会社に内定をもらったという色白なAさんは茶色い瞳がとても印象的な女性です。ゆるくウェーブのかかった髪を耳にかけ、軽く頷きながらお話をされます。
「小学校の頃からそばかすが多くて、気にしていました。中学生くらいから日焼け止めを毎日塗るように心がけているし、無茶な日焼けもほとんどしません。母が使っている美白の化粧品を使ったりしましたが、一向によくならないんです。母も同じようにそばかすが多いので、遺伝なのかと諦めていました。でも、就職活動に向けていろいろ美容のことを学ぶうちにレーザーで治療できると知ったんです。先日無事に第一志望の就職先の内定も決まり、しばらく時間ができたので社会人になる前に治療をしたくて来ました。」

Aさんの動きに合わせて、耳元で華奢なデザインのピアスが揺れました。診察のため、お化粧を落としてもらってよく見ると、確かにAさんの鼻や頬には小さな茶色いシミがたくさんあります。他にも顎やフェイスラインにも茶色いシミがいくつかあり、赤みを帯びているものもありました。「最近までニキビがひどかったですか?」「そうなんです。就職活動のストレスで、今までできなかったニキビが顎やフェイスラインにできるようになって…でも就活も終わり、最近はもうほとんどできなくなりました。」

さて、ここでAさんのシミについて考えてみましょう。
Aさんの顔にあるシミは二種類です。

① 頬や鼻に散在する、大きさが2~3mm位の茶褐色の濃淡様々なシミ
② 顎やフェイスラインに散在する少し茶色いシミ、大きさはまちまち

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それぞれについていつごろからあるか、Aさんのお話をまとめると
① 小学校に入る前からあり、改善しない
② この一年位でできた。就職活動が忙しい時に、同じ場所に繰り返しニキビができていた

では、それぞれについて原因と治療を考えてみましょう。

 

49歳女性 犬の散歩が日課、アクティブなBさんの場合

大分寒くなってきた12月のある日の昼下がり、腰丈のダウンコートに白いズボン、ブーツスタイルでカジュアルに決めたおしゃれな装いの女性の方が外来にいらっしゃいました。年を聞くと49歳。潔く額を出し、ツヤのある髪は高めの位置で一つに結ばれており、12月の割には少し日焼けをしていらっしゃいます。全体として年齢より若々しい印象を受けました。

「いくつか気になるシミがあるからレーザーで取ってほしいのよ。夏の終わりにシミがすごく濃くなったから、デパートで勧められた結構高額な美白の化粧品をシリーズで買ってしばらく使ったのよ。そうしたらかなりシミが薄くなって、やっぱり高級なコスメは効くわねー!でも頬にあった大きいシミが少し薄くなったら今度は他のシミが気になってきちゃって!先生、パパッとレーザーで取っちゃって!」と勢いよく話されました。

若い頃からテニスやスキーなど体を動かすことが好きだそうで、最近はジム通いもしているようです。お子様の独立後、保護犬から家族に迎えたミニチュアシュナウザー君との散歩を毎日欠かさずしており、さらに週二回ジムで汗を流すとのこと。全体的に若々しい印象を与えるのは、おそらく定期的な運動により、体幹の筋肉がしっかりしているせいでしょうか。背丈はそんなにも高くないのですが、姿勢が良いためすらっと見えます。しかし、首や手をよく見ると年齢のわりにシワが多く、シミもたくさんあります。お化粧を落とした後、再度診察です。

年齢の割にシワが深く、肌のキメが荒いのが気になりました。シミは鼻や頬を中心にこめかみにもいくつかあります。少し手間がかかりそうですが、治療していけばもっと若々しい印象になりそうです。色々とお話を聞いていくと、シワも気になるとのことですが、予算も限りがありますから、優先順位を決めて一つずつ解決していくことにしましょう。

まず、Bさんのお顔のシミを詳しく見てみましょう。まず、両頬には少し薄い茶色のシミがぺたっと広がっています。そのぺたっとしたシミに重なるように、小さいサイズの色の濃いシミが点在しています。こめかみには少しざらつきのある色の濃い褐色のシミがあります。お鼻には小さくて薄い小さなシミがいくつかあります。彼女の顔にはぱっと見る限りでも3種類のシミが混在しています。

① 両頬に見られる少し薄い茶色でペタッとしているもの
②鼻や頬など顔のあちこちに散在しているもの 
③こめかみにある表面がざらざらしているもの

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それぞれについていつごろからあるのか、わかる範囲で教えてもらいました。
① 出産後から気になるようになってきた。夏の終わりに濃くなったが、美白化粧品で大分改善した
② どれもいつからあったかわからないが、年齢と共に確実に濃くなってきているし、数も増えている
③ 数年前からあったような気がする。最近少し盛り上がってきた。

Bさんのシミの原因と治療はこちらを参照下さい。

 

71歳男性 まだまだ元気に働いています、ゴルフ大好きCさんの場合

暖かそうなグレンチェックのウールの肘当て付きジャケットに黒のニットタイ、そしてハンチングを斜めにかぶったCさんは素敵な紳士です。長年勤務された会社を定年退職された後も仕事やゴルフに毎日忙しくされています。最近クリニックの近くで働いているようで、仕事の合間に受診しにいらっしゃいました。

「先生、孫娘がね、爺ちゃん汚いっていうんだよ。参ったよ。」言葉数の少ないCさんですが、よくよく話を聞くと、最近小学生になったお孫さんにお顔のシミを指摘されたとのことです。嬉しそうに見せてくださった写真にはCさんと手を繋いでいるかわいらしい女の子が写っていました。とても仲が良かったのが、最近手を繋いでくれなくなったとのことで、どうやらCさんはシミのせいではないかと思っていらっしゃるようです。

ではCさんのシミをよく見てみましょう。まず目立つのはこめかみ付近にある、盛り上がって表面が凸凹している黒いはっきりとしたシミです。同じようなものがいくつか周囲にもありました。頬には薄い褐色のシミがいくつかあり、左の頬にある大きな薄い褐色のシミの上には盛り上がった茶色いシミが重なっています。近くにはイボのように盛り上がったところがあり、その付け根は少し赤味がかっています。首には薄茶色の平らな少し盛り上がりのあるシミや米粒より少し小さいくらいのサイズの黒いものがぶら下がっています。71年の歴史に恥じないこれらのシミを分類していきましょう。

① こめかみ付近にある盛り上がった表面が凸凹した黒いはっきりとしたシミ、
② 上に盛り上がった茶色いシミを重ねる薄い褐色のシミ
③ イボの様に盛り上がった付け根が少し赤味を帯びているシミ
④ 首に多数ある少し盛り上がりのある茶色いシミやぶら下がっているもの

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それぞれについていつからあるかきいてみました。どれも10年くらい前には少なくともあった気がする、とのことでした。急激に増えたりはしておらず、少しずつ増えたようです。

Cさんのシミの原因と治療はこちらから。

 

長くなりましたが、患者様が「シミ」と訴えてこられるものの中には、上で挙げたものの他にも母斑とよばれるようなものも含まれることがあります。もし、これを読んで下さったあなたがシミと一口でいっても様々な種類があり、治療法も様々だということを知っていただけたら嬉しいです。まずは、ご自身で判断せずにクリニックを受診してみてください。真っ黒に日焼けするのが好き、という方もいらっしゃるとは思いますが、もし少しでもシミのことが気になり始めたら、あるいは将来シミができることを心配されるようであれば、紫外線からは身を守るようにしましょう。これを読んで下さった方には、後で後悔するようなことがないことを願っています。

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