化粧を楽しむ。無理なく、意味のある日焼け止めの重ね塗り

日焼け止めは大切。

これはもう、皆さん十分ご存じだと思います。

美容皮膚科学会ラロッシュポゼセミナー①
美容皮膚科学会ラロッシュポゼセミナー①

 

 

 

 

 

 

日焼け止めの話になると必ず話題になるのが塗布量の問題。

パール粒2個分とか、500円玉くらいとか。

パール粒って何ミリパール粒だよ!?とかって思った方多いと思います。

7mmパール粒2つ分くらいってよく言いますね。
球体になる日焼け止めなかなかないですけど。
まぁ手に広げたら500円玉くらい。
これを手のひらに広げて顔にこすりながら塗るとほぼ手のひらについて顔にはのこらないのですね。
難しい。
適切な量はバカ殿レベルの顔の白さになるくらい、っていう説明をすることもあります。
でもそんなのいやですよね。
化粧よれそうだし。

そこをどうにか化粧を死守しつつ日焼け止めを規定量塗るかという話をしてきました。美容皮膚科学会で。
うす顔代表として(たぶんちがう)

…さて

シミや肝斑、炎症後色素沈着などの治療をしている方にとって、日焼け止めは単なる化粧品ではなく、治療で良くした肌を守るためのものです。あるいは治療前の肌の準備をするためのものです。

実際、美容医療で色素沈着を治療するときには、治療そのものと同じくらい、その後の紫外線防御が重要だと私は考えています。

ただし

「十分な量の日焼け止めを塗って、日中もきちんと塗り直してください」

と言うのは簡単ですが、毎日それを実践するのは意外と大変です。

日焼け止めは、塗れば塗るほどいい?

私は、一種類の日焼け止めをとにかく厚く塗って毎日バカ殿になるのではなく、無理なく、意味のあるものを重ね塗りして効果を出して行くとよいです◎
つまり、テクスチャや役割の違うSPF機能のあるアイテムを、スキンケアやメイクの流れの中で自然に重ねる方が、現実的だと思っています。

もちろん、SPF50のものを2種類塗ったからSPF100になる、という意味ではありません。

でも、朝のスキンケアから化粧下地まで、意味のある光防御機能のあるものを何層か使うことで、日常生活の中で無理なく光対策を意識できます。

私自身も、例えば

MELA B3のデイトリートメント
アンテリオスUVリペア
トーンアップUV ローズ+
→ 必要に応じてUVイデアの色付きタイプ(新製品!)
デコルテの粉

というように、その日の肌や予定に合わせて重ねています。

ポイントは、全部が同じ「日焼け止め」ではないこと。

美容液やクリームのような感覚のもの、化粧下地として使うもの、肌色を整えるもの。

違うテクスチャ、違う役割のものを重ねるから、意外と苦になりません。

ラロッシュポゼは、日常用のUVイデアからアンテリオスまで、用途や肌状態に合わせて選べるラインナップがかなり豊富です。美白効果のあるメラB3シリーズ、肌治療後の敏感肌にも良いアンテリオスのUVリペア、肌をきれいにみせてくれるトーンアップシリーズとか、迷うくらい選択肢があります(海外だとさらに選択肢が増えるのでもはや迷宮)

私は日本での取り扱い製品はほぼ一通り使っていて、しっかりメイクをする日、軽く仕上げたい日、長時間外にいる日などで使い分けています。

日焼け止めこそ、メイクとの相性が大事

私はここをかなり重要視しています。

どれだけ紫外線防御力が高くても、重ねた瞬間にもろもろが出たり、その上にファンデーションを塗るとよれたりすると、毎日使う気にはなりません。

日焼け止めは365日使うもの。

だから、

「紫外線が怖いから仕方なく塗る」

よりも、

「これを塗った方が肌がきれいに見えるから使う」

という積極的な理由があった方が、圧倒的に続きます。

その点で、私が長く愛用しているのが「トーンアップUV ローズ」です。

現在の「トーンアップUV ローズ+」はSPF50+・PA++++で、8種類のUVフィルターによってロングUVAまでカバーする設計になっています。赤みや黄みを補正して、肌を明るく見せるというメイクアップ上のメリットもあります。

私にとっては、日焼け止めを塗っているというより、肌をきれいに見せるためのベースメイクの一工程に近い感覚です。

そして最後に「色付き」を重ねるのには意味がある

もう一つ、色素沈着が気になる方に知っていただきたいのが、可視光です。

シミや肝斑では紫外線ばかりに目が向きますが、可視光も色素沈着に関与します。

そこで、私は必要に応じて最後に色付きのUVアイテムを使います。

セミナーで紹介されていた「UVイデア XL プロテクショントーンアップ ティント」は、SPF50+・PA++++、ロングUVAに対応し、さらにブルーライトを含む可視光線まで防御する設計です。

色付きであることは、単にファンデーション代わりになるだけではありません。

紫外線+可視光まで意識した光対策ができる。

太陽にあたるよりもPCからのブルーライトに日々さらされてる私にとって必須。ファンデーションのかわりにもなるし、塗らないとそわそわします。

しかも、黄ぐすみや色むらをカバーしてくれるので、また一つ「肌をきれいに見せる」というメリットが増えます。
以前のラロッシュの色付きのBBクリームでは、塗って時間がたつとどんどん顔色が黄ばんできたのですが、これは綺麗な色のままでいられるのもよいです。

「塗らなきゃ」ではなく、「塗りたい」にする

私は、美容医療もホームケアも、続けられなければ意味がないと思っています。

日焼け止めも同じです。

一種類を厚く塗ることを毎日頑張るより、

美容液を塗る。
肌を保護する。
トーンアップする。
色むらを整える。

その一つ一つにSPF機能があって、結果として光防御が重なっている。

そして最後に色付きのアイテムを使えば、可視光まで意識できる。

「紫外線対策を頑張った結果、きれいになる」のではなく、
「きれいに見えるように化粧を楽しんだ結果、きちんと光対策もできている」。

私はこのくらいの方が、無理なく長く続けられると思っています。

色素異常症の治療では、ホームケアを治療の「おまけ」にするのではなく、日々の生活の中に無理なく組み込むことが大切です。セミナーでも、MELA B3によるケアとUVケアを組み合わせ、患者様が快適に継続できる方法まで含めて考えることが提案されていました。

せっかく毎日するお化粧です。

肌を守るためだけではなく、きれいになることも楽しみながらがよいですよね

楽しいから、意味があるから続けられるんです

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原かや
この記事を書いたのは八重洲形成外科美容皮膚科院長の原かやです