ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のフラクショナルルビーレーザー治療について、論文を書きました

ブログを読んでくださっている方はご存知だと思うのですが、

当院では長年フラクショナルルビーレーザーの治療をおこなっておりまして、

この度、その治療効果についてまとめまして、論文を書きました。

その前にもビューティーという雑誌に書かせていただいたのですが、2023年の業績は主にADMとフラクショナルルビーレーザーに関するものになりました。

こういった論文が書けるのも、信頼して長く通ってくださる患者様たち、そしてモニターを快諾してくださった皆様のおかげです。

私が日本レーザー医学会で、初めてフラクショナルルビーレーザーを使ったADM治療について発表した時、「既存の方法で治療できているのに、その治療に意味はない、必要ない」と一方的に叩かれたことを思い出します。
レーザーについてたくさんの本を書かれている、レーザートーニング大反対の大御所の先生でした。
まだ若く、発表にも慣れていなく、ガラスのハートだった私は何も言い返せず、くじけそうでしたが、檀上で、多くの先生の前で一方的に攻撃された私に「気にしなくて良い」と優しいメッセージをくださった先生方も数名いらっしゃいました。優しいメッセージをくださった先生方とは今でも信頼関係がしっかり築けていますが、「必要ない」と一方的に言い切った大御所の先生はいまだに怖くて近づくこともできません。また何か言われたら怖い、そう思っています。

でも、そんな出来事が私のやる気に火をつけてくれたのも事実です。

「色素病変やADMをフラクショナルルビーレーザーで治療すること」

これが必要のないことなのか、無意味な事なのか、論文を書き、世の中に問うてみたいと思ったのです。

長年この治療をしてきていて、多くの患者様が当院を探し当てて「ダウンタイムの少ないADM治療をしたい」と言ってくださり、良くなった患者様が治療を卒業するときに涙ぐむ様子に一緒に涙したり、実際に治療をしていて確実にニーズがあることを知っています。

また、

「日常生活を送りながら、低リスクで治療を確実にすすめること」

このニーズがとても大きいことも実感しています。
多くの人がより幸せになる様、美容医療を役立てて欲しいと心から思います。
そのために、私は今後も一人一人と向き合いながら、
治療の結果を検証し、一歩一歩進んでいく今のスタイルを続けていきたいと思います。

また、今後も美容医療に対して真摯に向き合い、美容皮膚科診療の業界全体の質の向上に貢献していきたいと思います。
そして、自分が今後若い先生に同じような思いをさせないように、発言にも気を付けていきたいと思います。

最後に。

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