脱脂後の下眼瞼の小じわ改善になにをすべきか

本日ご紹介する患者様は、上下眼瞼が非常にボリューミーで下眼瞼の脱脂術を行った方です。脱脂術を比較的年齢の高めの方に行うと起こる脱脂後の皮膚のシワ感。中身が急になくなることに耐えられるような伸縮できる皮膚ではない一定年齢以上の方は必ず起こります。皮膚切除を行う方法を推奨することが多いですが、どうしても皮膚を切るのは怖いという患者様が多いのも事実。その場合は脱脂後に超絶古典的なフラクショナルレーザーであるCO2フラクショナルレーザーで皮膚をアブレーションします。すると小じわが少しずつ気にならなくなるのです。ただ、この方法、色素沈着のリスクもありますので、しっかり経過を見ながら行っていきます。

下眼瞼脱脂後皮膚の質感改善
写真は左上段から手術前、中央脱脂+CO2フラクショナルレーザー後1か月、上段左フラクショナルレーザー2回後1か月、下段左はフラクショナルレーザー3回後1か月、下段右はフラクショナルレーザー4回後1か月です。
凹凸が改善し、皮膚のキメも整っているのがご覧いただけます。

世に出ている多くの脱脂のモニター写真において、直後もしくは1か月後程度の写真が多く、あまり下眼瞼の腫れが引いた後の小じわ感やしぼみ感というのは議論されませんが、多くの方がお悩みです。
脱脂と同時に行いつつ経過観察の期間にCO2フラクショナルを行うのがおすすめですが、他院での脱脂後でお悩みの方にも対応しております。

他にもジャルプロヤングアイとの併用療法も大変お勧めです。

皮膚の質感の改善やハリを出す、ということは一回の治療で終わることはありません。現在の医療において不老はかなっておらず、老化の症状一つ一つにアプローチしてそれぞれに治療を行っていかなければなりません。時間がかかりますが、気になる症状を改善することが可能です。一緒に伴走できるクリニックを探していただくのが良いかと思います。

下眼瞼のCO2フラクショナル 1回13,200円(税込み、麻酔別)
下眼瞼脱脂術 両目 330,000円(税込、麻酔代、内服・外用、再診代込み)

CO2フラクショナルレーザー
直後の赤み、長期持続する色素沈着のリスク
下眼瞼脱脂術 
リスク 切除不足、過剰切除によるボリュームロスなど