がんぐりおん。なんかかわいい響きですが、この「ガングリオン」なかなか面倒な奴なんです。
先日の患者様は手の甲にぽこっとドーム状にガングリオンが盛り上がっていました。
おもむろにライトを出してきて、ドームを照らすと、
なんだか間接照明のような素敵な感じに全体がぼわっと明るくなります。
これは、遊んでいるわけではありません。
ガングリオンの場合、このように「透光性」があります。なぜなら中身は透明のムチンと言われるゲル状の物質だからです。
ぼわっと明るくなれば、ガングリオンである可能性がとても高いので、次のステップです。
しっかり消毒して、ちょっと太めのハリでぶすっとさします。
するとにゅるにゅるっとゼリーみたいな透明のゲルが引けます。
それと同時にふくらみはしゅんとしぼみます。
ハリ跡に軟膏をつけて、しっかりと圧迫しておしまいです。
できたら数日間は圧迫をそのままにしておいてほしいところです。
圧迫を解除した後、すぐに膨れることもありますが、数か月膨らまないこともあります。
このガングリオン、腱鞘のヘルニアが原因であることが多いので、しっかりと切除しないと再発することが多いです。
しかし、神経を圧迫してしびれや痛み、運動麻痺などを起こさない限り、特に治療をしなくても問題ないと言われています。
が、やはり見た目的に盛り上がりが気になることが多いので気軽につぶしにきてくださいね。
中のゲル状のものを繰り返し抜いているうちに再発しなくなることも多いです。
手術の際は詳細を調べるため、MRI検査を行い、
必要に応じて大学病院などを紹介させていただいております。
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2017.09.09