保険診療でケロイドの治療はステロイドの注射や外用です。ただ、この治療に関しては盛り上がりがない場合、へこんだり、皮膚の萎縮が強く出るのため、隆起が改善した後は使えません。そうなると、現状では上から圧迫をする、という物理的な治療しか選択肢がありませんでした。
でも赤みや毛細血管の拡張があると時間とともにまた盛り上がってくるのです。
そういった状況での治療がないかと模索していたのですが、たくさんの症例を重ねてノーリスPRがとても効果的だという結論に達しました。
隆起が改善してきたケロイドの赤みにノーリスを当てていくと再発も少なく、気になる赤みも改善していきます。治療を急ぐ場合には注射との同時治療も可能です。
ケロイドだけでなく、肥厚性瘢痕の赤みや隆起にもノーリスのPRは有効です。
痛みも少なく、レーザーと異なり一回の照射面積も大きいこと、そして内出血なども出ないためダウンタイムもなく治療が可能です。
傷跡の赤みやケロイドにお悩みの方はぜひPRの併用をご検討ください
写真は1から順に
1治療前
2ケナコルト2回治療後
3ケナコルト2回治療後1か月
4ケナコルト3回治療+ノーリスPR12回治療後1m
二年間の治療の軌跡です。悪化と改善を繰り返しながら改善していきます。治療間隔を少しずつ伸ばしていきながら、再発を確認していきます。
現在は赤みも目立たなくなり、違和感や痛みなどの症状も改善しました。あと少しですね!