当院でのケロイドの治療について

本日いらしたお胸のケロイド治療希望の患者様が、通院先が無くて困ったというお話をされていましたので、困っている人に届くように書いています。

 

当院では保険治療のケロイド・肥厚性瘢痕の保存的加療を行っております。

待ち時間が無いよう、予約をとっておりますので、保険の予約毎に予約料をいただいております。(予約時間から大幅におくれた場合はいただいておりません)

肥厚性瘢痕・ケロイドの一般的な保存的治療として、

隆起がある場合は

①エクラプラスター貼付、スキントーンテープ併用

②ケナコルト局注

③リザベン内服

④保険適応外になることも多いですが、柴苓湯の内服

さらに早く改善したい場合は

⑤ノーリスPRの照射を同時に行います。

ノーリスPR照射は1ショット2000円です。

ノーリスの1ショットは48mm×10mmですのでコスパも良い治療だと思います。

先日ケロイドの権威である日本医科大学形成外科の小川先生にいろいろと質問をしておしえてもらったのですが、

■エクラプラスタ単独でも長く続ければケロイドは良くなる

■逆にケナコルト局注を一度でもしていると、エクラプラスタで経過良くても毛細血管拡張が残ることが多い(真皮の萎縮による)

とのことでしたが、ノーリスのPRには毛細血管の拡張を抑える働きがありますので、ケナコルトを過去に打った方や、これからケナコルトを打つ方にも同時に行っていただくことでタイムパフォーマンス良く治療が進むのではないかと思います。

1ショット2000円と受けやすく、続けやすい価格に設定しておりますので、皆様同時に照射を希望されていく方がほとんどです。

そして、ケロイドや肥厚性瘢痕の治療の終盤になってくると

「隆起はないが血管拡張があり、赤みがまだある」という状態になってきます。

そんな時の当院では

①ノーリスPR

②圧迫

③内服

の三本柱で行くことが多いです。

ケロイドで通院中で、毎月受診しに行くけれども、改善しているときは特に何も処置しないで帰らされる。そうなるとなんか物足りない、そんな方にもPRの照射はおすすめです。

しっかり効果を出すのに、痛みも注射より少ないのがノーリスPR照射です。

ケロイドにブイビームを照射する先生もいらっしゃると思いますが、私はノーリスが良いと思っています。

ケロイドに強すぎる刺激を与えると再度また悪化のサイクルにはいりますが、ノーリスの適度な血管を収縮させる刺激がケロイドの悪化のサイクルを刺激せず改善に導くのです。

 

 

ケロイドや肥厚性瘢痕は改善と悪化を繰り返しますので、一度よくなったように思えても再燃することが大半です。

定期的な通院が必要になる治療だからこそ、待ち時間をなるべく抑えて、通院できるとよいと思っています。