ジャルプロってなに? まとめ

ジャルプロの種類
ジャルプロの種類

順序が逆になりましたが、ジャルプロについてです。

 

ジャルプロスーパーハイドロについて
ジャルプロスーパーハイドロについて

 

ジャルプロ(JALUPRO)は、2005年から販売されているイタリア・ミラノ製の皮内注入剤です。販売開始以来、100万件以上の症例実績があり、非架橋ヒアルロン酸とアミノ酸が配合された美容注射として、世界でも高く支持されているECM(細胞外マトリックス)のリモデリング製剤です。特記すべきこととしてはすべての製品がCEマークで医療機器クラス3の承認をとっているという点です。

クラシックは2004年HMWは2008 年 スーパーハイドロは2021年CEマークで医療機器クラス3の認証をとっています。また、現在70か国以上で販売されており

今まで150万回以上の治療が行われ、明らかな有害事象はなく、 ここ数年で500,000箱以上が販売されるなど指数関数的な成長を遂げています

 

ジャルプロには、現在クラシック・HMW・スーパーハイドロの3種類の製剤があります。

それぞれの特徴としては分子量が異なることです。全ての製剤は非架橋ヒアルロン酸をベースにしており、クラシックは200KDaの低分子量のヒアルロン酸に四種のアミノ酸、グリシン、プロリン、リジン、ロイシンを含んでいます。HMWに関しては1400から1600kDの中分子量ヒアルロン酸にクラシックと同じアミノ酸が四種類含まれています。スーパーハイドロに関しては200kDaの低分子量ヒアルロン酸と2000Kdaの高分子量ヒアルロン酸に7種のアミノ酸(グリシン、プロリン、リジン、ロイシン、アラニン、バリン、アルギニン)を含み、更に3種類のペプチド(アセチルデカペプチド3、オリゴペプチド24、アセチルテトラペプチド5 )が追加されています。

 分子量の違いで大きく変わることは、吸収排泄されるまでの時間です。

200kDaの低分子量で2日程度中分子量で1週間くらい、高分子量は3週間と一般的にいわれていますが、私の体感として、低分子量は5日程度、中分子量は2,3週間、高分子量は6週間程度です。

ジャルプロスーパーハイドロは2.5ccのプレフィルドのシリンジです。2.5cc中に非架橋ヒアルロン酸は80㎎含有しており、やや重めのテクスチャです。注入はスネコスで使っている34Gや30Gは使えず、、やや痛いのですが27Gを使用しております。

ジャルプロスーパーハイドロの使用方法としては、眼瞼周囲の薄い皮膚を除く部位の皮下組織浅層を目指し、注入時にふくらみがやや確認できる程度の深さを目指します。打ち方は様々ですが、私は穿刺数は少なめに、一か所あたり0.1ccから0.2ccを目安に行っています。

(メーカーの推奨では1ヶ月に一回の治療を2から3回行い、3-6ヶ月に1回のメンテナンスをおこなうのが良いとされています。)

ジャルプロスーパーハイドロ4つの効果
ジャルプロスーパーハイドロ4つの効果

ジャルプロスーパーハイドロは何がよいのでしょうか。

大きく4つの効果があります。

1.真皮の細胞外マトリックスのリモデリング

線維芽細胞の活動を活性化し、コラーゲン、エラスチンの産生を促進することで、肌密度を高め自然なハリと小ジワを改善します

2.引き締めとリフトアップ

Retinacular Cutis は皮下組織全体に存在し、脂肪を支えています。
皮膚が重力で下方に引っ張られてくると、この繊維組織が引き延ばされて皮膚のタルミの原因となります。ジャルプロスーパーハイドロは皮下組織浅層に存在する腱細胞(主にRetinacular Cutis)にアミノ酸を補充することで腱細胞の構成成分であるコラーゲンの新生を高め、リガメントの強化及び再生を促し引き締めとリフトアップを実現します

3.Fat Padの構造の維持

皮下組織全体に網目状に存在する支持組織であるRetinacular Cutis再生によるFat Pad構造の維持を助けます

即効性と持続性の高い保水効果

2つの分子量の異なる(低分子と高分子)非架橋ヒアルロン酸がブレンドされることにより、線維芽細胞の足場の機能および、即効性と持続性の高い保水効果を実現します

 

当院ではジャルプロクラシックについては、スーパーハイドロとの併用もしくは、ジャルプロックスのみでのご案内となっています。

ジャルプロスーパーハイドロ
1回13万円(税別)
2回20万円(税別)です。
#ジャルプロスーパーハイドロ
#タルミ治療 #肌育