ヒアルロン酸ベースECM製剤の成分別分類

ヒアルロン酸ベースECM製剤の構成成分表
構成成分の違いのまとめ

ECM製剤を考える時に、なんか似てるなって思うことがあると思います。 まぁ多分、エビデンスになっている論文が一緒で、その論文を書いている先生が同じ人だったりするのでどうしても似たり寄ったりになるんでしょうね。

特に初期の製剤は。

前の投稿で、ヒアルロン酸ベースECM製剤の分類の仕方について書きましたが、その中で「非架橋ヒアルロン酸に追加化合物が入っている」製剤をさらに成分別に分けてみました。

ちょっとした豆知識ですが、プルリアルのデンシファイを除いて表の左側に行くほど古い製剤で右の方が新しい製剤です。

この中だと古いほど成分がシンプル、とイメージしていただければいいかと思います。

製剤の大まかな特徴はそれぞれの含有成分・含有量・配合割合によって、異なります。あたりまえですが、配合成分によって働きが異なりますので、似たような製剤であっても多少効果がことなってきます。わずかな差異を臨床的に判断できるかどうかは難しいところです。

同じような成分の入った化粧品でも、ものによって体感できる効果が異なるように、似たような成分が入っているECM製剤でも臨床的な効果の出方が異なるのは理解して頂けると思います。

成分を見るだけだとわからない、というのは化粧品と一緒ですね。