スネコスを日本で一番受けているであろう私の考えるスネコス治療の3つの奥義

さて、表題の件ですが最近真面目に頑張っています。
何を?
、、、自分の肌治療です。

そして42歳にしては良い感じの状態が保たれています(あくまで自分評価)

昨年は両親の体調不良などでプライベートが大荒れで、鏡をみる元気もなく自分のことなどかまってる時間もなく、顔も荒れ放題。
スネコスの治療効果確認という目的で何回かスネコスをうっていましたが、それも1セッション4回を続けられずに途中で力尽きること数回。

たぶん私日本で一番たくさんスネコスを打っています(自分に)
日本ローンチ前に試し、イタリアに行きDrアデーレとスネコスの会社社長、開発担当の方などに直接お話を聞き、
また日本に帰って自分に打ち、患者様にお試しいただき、患者さまの変化を目の当たりにしては自分に打ちw4回続けられずに何度か挫折。

そんなことをくりかえしていましたが、最近まじめに1セッション4回を繰り返しております。

今日は、

日本一スネコスを受けており(自称)日本一スネコスの結果を解析している(自称)私的スネコス治療の奥義を3つお伝えしたいと思います。

とくに最後が大事です。

患者様だけでなくスネコス治療を行っている先生にもぜひ読んで頂きたい内容です。

 

① 治療を受けたい段階でスケジュールを確認。

スネコス治療1回のみというのはあまり勧めていません。なぜならスネコスのよさを実感していただけないから。ただ、痛みを体感したい。ダウンタイムをまず体験したいという方ならおうけしますが、もしそういった理由で一回を受けられる場合、その一回目から2週間以内に次の2回目が受けれない場合、再度スケジュールを調整して4回連続でうけられることをお勧めしています。

特に当院では当日予約でスネコスを希望され、運よく初回が受けれる時間があったとしても、その後の3回が良いタイミングで受けれることが少ないです。
ですから、初回はスネコスのカウンセリングを受けていただき、もしご予約の際に体験希望の場合は1回目を受けていただくことが可能ですが、その後しっかりスケジュールを組んで、4回改めて受けていただくのがよいかと思います。

当院のシステム上、初診の患者様は一度受診いただき、カウンセリングを受けていただいてから、四回の施術の予約をおとりできます。

②よくばらない

どこを治療したいか、と聞かれると額のシワに目じりのしわ、目回りのちりめんじわに、ああ、口周りも気になるし、、、

みんな気になるところがたくさんあるのはもちろん存じておりますが、
「スネコスは単位面積あたりの容量依存で効果が決まる」のです。

推奨としては1から1.5cm毎に0.1ccの薬液を注入します。

より肌のハリが落ちている方ほど単位面積あたりの注入量が多く必要と思ってほしいです。

スネコスの1回の治療に使う薬液は3cc弱。

顔の面積的に顔全体をまんべんなく治療すると足りません。
特に、額には特別なやり方で3ccすべて使うことを推奨しています。
初回の治療に関しては、多くの方に目から下顔面の治療を推奨しております。
もし、額にも治療を希望する場合は一回に治療につき、2倍量が必要です。
また、首や手にも治療を希望する場合、首に1バイアル、手にも1バイアルとそれぞれ必要になります。
ほんの少しだけ注射してもほぼ変化を感じないとおもいますので、
あちこちに注射するのではなく、一か所集中での治療がおすすめです。

③面での治療を意識する

患者様からの強いリクエストで断り切れない場合にのみ、ほうれい線や眉間のしわに多少多めに注入することがありますが、基本無意味な事だということをご理解ください。

スネコスでの治療は面での治療です。
ほうれい線をスネコスで改善したいと考える場合は、ほうれい線に注射してもムダだと考えています。200でも、1200でも現時点ではムダ以外のなにものでもありません。
1200はボリュームがでるとおっしゃる先生もいらっしゃるようですが、
架橋されていないヒアルロン酸になりますので、1200で一時的にボリュームがでたとしても、吸収までの時間が短いので、ビルゲイツのように財力がある方以外にはお勧めしません。もっと適切な注入剤を使用していただくのがよいかと思います。適材適所、大事です。

 

人の肌をイメージするときに、ストッキングに例えることが多いです。
そして顔の脂肪をお手玉のようなものと考えてください。

顔は強力な靭帯などないため、ストッキングが数個のお手玉を支えて状態を包んでいる状態に似ています。

あなたの肌がサポート力の強いストッキングのようにハリがある場合、数個のお手玉を包んでもしっかりと伸びずにお手玉を支えられるかとおもいますが、
安いサポート力のないストッキングのようなハリのない肌だった場合、数個のお手玉の重さを支えきれずに重力にまけて垂れ下がってしまいます。

スネコスの治療でほうれい線やマリオネットラインが改善することがありますが、これはボリュームが出たことではなく、
肌の状態をサポート力の高いストッキングのような状態に変化させることでほうれい線やマリオネットの改善を得ようとしているのです。
そのためには肌のハリを全体的に出す必要があります。

そのためには、面で肌を考え、できるだけ広範囲にしっかりとした容量を用いてスネコスの注入をすることが必要になってきます。

すこし説明が分かりにくくてもうしわけないのですが、

スネコスでの治療は面で行うのが効果的。ということを理解してください。

気になるシワに点や線で注射するのではなく、気になる部位を面で治療することが大事。(大事なことなのでくりかえしました)

スネコス治療、定番になりつつあります。

治療としては複雑ではないのですが、しっかりとスネコスのロジックを理解している先生のところで受けていただくことが大事です。

もし、これをよんでくださっているあなたが別のクリニックで受けている場合、
その先生がほうれい線に大量に注入しようとしていたら、
ぜひその先生にこのブログを紹介してくださいね。
一か所に大量に注入してもあまり効果が期待できないって聞きましたが、、、って。

 

適材適所の治療でみなで美肌を目指しましょう。

あ、スネコスは大好きですが、スネコスだけしていればよいというわけではないのですよ。加齢による変化は真皮だけではないので、しっかりとターゲットを定めて治療を行うことが大事です。

そのお話はまたの機会にかきます。

では!